ゲーム『Ψバト』最新メインストーリー(相卜命編)と、『斉木楠雄のΨ難』原作最終回後の展開について語ります

Ψバト『斉木楠雄のΨ難 妄想暴走!Ψキックバトル』

Ψバト
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『Ψバト』相卜命編と原作最終回後の続編

2018/06/27に、ゲーム『斉木楠雄のΨ難 妄想暴走!Ψキックバトル』について、アップデートが実施されました。バトルのオート機能変更など諸要素追加のほか、メインストーリーに「相卜命」編が追加されました。

「相卜命」は、主人公の無敵超能力者・斉木楠雄ですら驚嘆するほどの占い・予知の能力を持ちながら、ガチのギャルというキャラです。
今回の相卜命編の展開が、ちょっと意外な方向に向かったなと思い、この記事を書くことにしました。

さて、漫画『斉木楠雄のΨ難』についてですが、週刊少年ジャンプにおける原作の連載は、2018年2月に終了しました。ですがその後、2018/5/25に発売された「ジャンプGIGA SUMMER vol.1」に、その続編が掲載されています。

今回のゲーム『斉バト』相卜命編の展開は、この続編との関わりの上で考察をした方が良いのではないかと感じました。まあギャグ漫画なので、考察とかあまりマジにするものでもないのでしょうが。
流石にこの続編は読んでない方も多いかと思いますが、以下には続編のネタバレも多少含みながら書いていきますので、ご了承下さい。
ちなみに続編は、その「ジャンプGIGA」創刊号で完結はしておらず、次は「ジャンプGIGA」Vol.3に掲載されました。それについての記事も書いています

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斉木楠雄と超能力

今回、『斉バト』相卜命編では、妄想世界の中にいるうちに斉木楠雄の超能力が弱まってきているという展開になります。
それを受けて楠雄は、やっと超能力とお別れして普通の人間になれると喜びます。これが展開として意外でした。

原作漫画をお読みの方はご存知のように、楠雄は自分が生まれ持った超能力について、「すごい能力を持って生まれてラッキー!」などと思っていません。
超能力を持って生まれたせいで、常時人の心の声が聞こえることを始め様々なデメリットも被っており、そのため超能力を呪われた力と称し、手放したいと常々言っています。
では今回、超能力から開放されるかもという展開になったわけで、そして週刊少年ジャンプにおける原作の最終回で実際に超能力を手放したわけです。
さて、望み通り超能力を手放した楠雄は、普通の高校生として満たされた生活を送ることができるでしょうか。
・・・できるはずがありません。
原作をよく読み込まれている方ならご存知かと思いますが、楠雄は超能力を本心から忌み嫌っていますが同時に、完全に超能力に頼り依存しきって生きています。
たとえば彼の人の心を読む能力はゲルマニウムという物質を身に付けることによって封印することができますが、 その時も彼は、心を読めないことによって生じる不安を他の超能力によって埋めていました。
あまりに超能力が当たり前になっていて、それがないとどのくらい支障をきたすか、本人も自覚しきれていません。
「ジャンプGIGA」の続編では、原作最終回で超能力を手放した楠雄のその後が描かれますが、彼は超能力があった頃の癖が全く抜けません。
完全に超能力を使った生活が体に染み付いていますので、事あるごとに超能力を使おうとしてしまいます。
そして、超能力を使えずにいるうちに、悪友の燃堂力に助けてもらって、彼を怪我させてしまいます。流石にそれを受けて楠雄は、超能力を手放したことを少し後悔している旨を独白します。
守られる人間
ここで、作中で初めてと言ってよい、楠雄が燃堂に素直な感謝を述べる(しかもモノローグではなく通常の口に出す台詞で)場面が描写され、見ていて素直に切なくなりました。
『BLEACH』で、主人公の黒崎一護が藍染惣右介に勝ったあと霊力を1年ほど失い、その間の彼は見ていられなかったと友人のチャドが言っていますが、楠雄もそんな感じになるのかなと思いました。まあギャグ漫画なので、そこまでシリアスにはさせないとは思いますが。
楠雄は原作の最終回で、放棄したはずの超能力らしきものを偶然に発動させてしまいますが、今回の続編でもその謎は解明されません。
超能力の残滓は確実に残っているようなのですが、おそらく推測としては、楠雄が無意識のレベルで使う分においては超能力が偶然的に発動するのでしょう。
楠雄の兄・空助が開発した装置によって楠雄の超能力は封印されたのですが、それは楠雄の頭脳に対して働きを抑えさせて超能力を制御するものであり、頭脳を超えた無意識レベルまで制御しきれないのでしょう。
そして今後の展開としては、完全にではないでしょうが楠雄は超能力を取り戻し、使えるように戻っていくでしょう。
そうでないと楠雄は、周囲の人たちを今までどおり助けていくことができないわけで、それは超能力のデメリットに悩まされるより楠雄にとって許せないことのはず。
楠雄は空助に、超能力の残滓の謎について打ち明け、超能力を取り戻すよう頼むことになるのだろうと予想します(多くの読者の予想でしょうけど)。

斉木楠雄と周囲キャラの人間関係

楠雄の周囲は気の良い人間が揃っているので、楠雄が超能力のことを明かしたとしても彼を受け入れてくれるであろうことは語られています。
また逆に彼が最初から超能力を持っていなかったとしても、たとえばメインキャラの燃堂力や海藤瞬は楠雄と友人になっていた可能性が高いと思います。
しかし楠雄の人とのつながりには、超能力により初めて手に入れ得たつながりもあるし、超能力により初めて維持できているつながりもあります。


まずはヒロインの照橋心美。楠雄は超能力がなくても彼女に「おっふ」しないかもしれませんが、それでは彼女の内面を知ることもないわけで、また彼女から強い関心・執着を持たれることもないでしょう。
超能力がなければ、彼女との関係は深まっていないことは確実だと思います。
続編では、超能力がないことで逆に、彼女との中が深まりそうになってますけどね。

サイキッカーズ
鳥束零太&相卜命。彼らは学校で楠雄の超能力を知る数少ない者達であり、当然ながら超能力がなければ楠雄と積極的に親しくなろうとはしなかったでしょう。
特に相卜命は今回の『斉バト』で、超能力を手放そうとしている楠雄に対し失望を顕にしています。相卜命は続編には未登場ですが、今後の展開がゲームで示唆されているのか。

鳥束も、楠雄から超能力を取ったら性格の悪さしか残らないなどと言っていますが、まあ彼は何のかんの言って今後も仲良くやってくれるでしょう。続編でもちゃんとやってましたし。

蝶野雨緑&イケさん
蝶野雨緑&イケさん。彼らには、楠雄が超能力によってイリュージョンを超越したイリュージョンを見せたことで師匠と慕われているわけであり、超能力なしでは彼らとの関係は始まらなかった。
まあ燃堂力と蝶野雨緑がちょっとした縁者なので、それ繋がりで顔見知りくらいにはなったかも知れませんが。
また超能力を手放した今後は、師匠と言われてもイリュージョンの見本を見せてあげたりはできなくなるわけで、彼らとの関係を維持していくこともちょっと難しいのではないかと思ったりしました。
単なる友人としてはやっていけるでしょうけどね。彼らは続編では未登場。

アンプ
アンプ。猫の彼の心を、楠雄は超能力(テレパシー)をもって解していたわけですが、今後はそれができず、単純にコミュニケーションが取れなくなりアンプは戸惑うでしょう。彼も続編では未登場。

今後の続編ではその辺りのことも描写されていくのでしょうか。
楠雄は超能力を手放して、このままにしておいたら大事なものを色々と失ってしまう気がしますね。